事務所の新しいガラス看板

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長谷守保建築計画。2000年に始め、もう25年目に入りました。この鹿谷に移ってからも今年で14年ですが、小さくて目立ちにくい看板だったので、いまだに設計事務所だと気づかれないのも良くないとずっと思いつつ、かといってありきたりの看板をつけたくもないし、、と。でも頑張って考えてやっと設置できました。パッと見、何の変哲もないように見えますが。

近寄ってもまだ分かりにくいですが、ガラスの中にガラスの文字が埋まっています。
21ミリの透明ガラスの中に18ミリ分の文字なのですが、屈折率の関係で薄く見えてしまうのがガラスの特性。でも良く見れば。。です。
光が当たるとこんな風に影ができたり、一日中見え方が変化しつつ、やっぱりガラスなので、無駄な存在感が和らぐ。
歴代もガラス看板でしたが、ガラスって素材はその透明性によって、奥行きの表現ができるのが面白いので、それを活かしたデザインでもあります。

せっかくガラスだし、夜は光らせようとテープライトを仕込みましたが、思った以上明るくギラギラしてしまい、調光できるタイプで良かったですが、結構絞ってます。

ということで、通りすがりにご覧いただければと思います。


 

ホームページリニューアルしました

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新年度に合わせ、リニューアル(ここからリンク)しました。そして新しいスタッフも増え、頑張ります。
今まではいわゆる営業経費にお金をかけて、身の丈以上に自分をよく見せようとしなくても、良い仕事を続けていれば良いと、、自分で適当に更新したりしてチグハグになっているのも感じてました。
でも今の時代「見せ方」をしっかりして行かないと、伝えたいことが伝わらない、とプロに依頼してリニューアル。
最初は少しでも作品の画像が大きく見えるように、全画面画像で埋め尽くされたようなものも考え、他のサイトも見ているうちに、なんかそれって「ドヤ」なだあと感じました。そして自分の美意識としても「間」というか余白を適切に作るべきだ、という結果こんなふうに。
スマホや、PCでも画面の大きさによって見え方が動くので、見比べてみてください。ありそうでない感じだと自負はしています。

そして3年ぶりに新スタッフが入りました。僕が勤め始めたのはもう30年前!そんな設計の仕事してきたんだ、と思うけど、当時の新鮮な緊張感は今も忘れません。
最初は分からないことだらけでも、日々の向上の積み重ねが、1年、2年の間で自信に変わってくるので、頑張って欲しいと思います。
という僕も、まだまだ向上のために頑張ります。


 

舞阪の平家の竣工写真

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昨年末に完成した竣工写真です。
左手前がご実家で、奥の倉庫が建っていたところに若夫妻の家を作りました。道路側からはこんな感じで玄関上にはね出した屋根が手招きしています。


天井は先日の藤枝に引き続き、「竿縁天井」と呼んではいますが昔の和風のものとは全然違って、天井までの窓や欄間を通して、美しい杉の陰影のある天井が、優しくどこまでも伸びてゆく、そんな感じにしています。

こんな感じで内外もつながった感じで庭に開かれる。


お風呂と洗面はいつもの板塀で囲うことで、気持ちよくお風呂に入って、洗濯物も隠しながら充分日も当たります。


夜になると内外の天井の連続がより分かりやすい。
フラットな天井では決して出せない感じ。でも素材や設計をとても慎重に積み重ねた結果なので、簡単に真似はできません。
撮影はTololo studioさん。


 

藤枝の平家の竣工写真

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昨年竣工した藤枝の家の写真を、Tololo studioさんに撮影してもらい、年末に最終のものをもらいましたのでアップします。

今回初めて「竿縁」と呼ぶしかないのでそう呼んでいますが、日本の昔の天井のように細い角材に天井を乗せ、ただそれを外部の軒裏まで連続させることによって、昔の竿縁天井とは全く違うものを目指しています。


木材も天竜杉の中でも赤身の良い材を集めることで繊細な美しさとなり、それに竿縁の陰影ができることで、光の変化を感じ、ずーっとぼーっと気持ちよく時間が過ぎてしまうような、そんな空間の質を目指しています。



木材やその他の仕上げ、設備も、樹脂の既製品などは極力使わずデザインしたりしていますし、決して安くはないですが、大手HMも今時は無駄に高いですからそれくらいのご予算があれば実現できる範囲ですし、決して高くはないと思います。
ご興味ある方は気軽にお問い合わせください。


 

浜松市舞阪町オープンハウス。12/3(日)です。

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今度の日曜ですが、オープンハウスを行いますので、ご希望の方はご連絡までお待ちしております。
杉柾目の床、赤身に竿縁で陰影をつけた天井、全体に抑えめかつスッキリしたデザインとしながら、素材の良さと併せて、何十年と毎日過ごしても飽きず、むしろ愛着が増すような、そんな設計を心がけています。




 

藤枝市の平家オープンハウス11/12(日)

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間違えて12/3と案内してしまっておりました。
藤枝は11/12に終わってしまい、12/3は舞阪町の住宅のオープンハウスを予定しておりますので、また改めて案内いたします。

藤枝市で竣工しました木造平家です。
ご希望の方はご連絡お待ちしております。

内部は天井に「竿縁」と呼んでますが昔の和風のものではなく、窓が天井まであって軒裏にも連続させることで、陰影のある天井が内外に繋がってゆくようなデザインとしています。
素材は杉の赤身の柾目など綺麗なものをしっかり選んで使っています。


 

ふじのくに木使い建築表彰 最優秀賞

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森林組合天竜事業所が最優秀賞を頂いており、先日授賞式もありました。
賞の主旨は、良質な木造建築が増えることで、県産木材がより良い形で、より多く使われてゆくことです。
これは事務所建築ですが、物販や飲食、教育、医療福祉、どのような用途でも応用可能なように、あえてあまり木造っぽくなくというか、開放的で明るく、柱も少なくさまざまに使いやすいような、そんな建築を目指して作りました。また、鉄骨で作るより決して金額も高くない割に、天竜材のムク材に囲まれて、気持ちよく過ごせますので、建物を建てる際には是非参考にして頂ければ嬉しく思います。


 

静岡県森林組合連合会天竜事業所 竣工

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二年近く前の指名プロポーザルで提案が選定され、その後ウッドショックなどもあり工期が伸び、3月末で竣工引渡しでしたが、この連休明けから本格的に旧建物から移転して業務をされるそうです。
左奥に写っているのが旧建物。昔の民家的というか、太い丸太を組み上げて粘り強さを出すというような設計だったようですが、今の耐震診断ではとても弱く出てしまったそうで、建替え計画となったそう。
見た目ゴツくて内部は暗くて、そんな感じよりは、もっと軽やかに明るい木造を目指すべきだと思いました。
具体的なことにご興味のある方はホームページからご覧いただければと思いますが、10mスパンを柱を立てずに、また連続した窓も、鉄骨でなく在来木造でも実現し、コストも決して高くないので、店舗や教育施設など、いろんな建物に応用いただけると思います。






 

浜北区のオープンハウス。3月19日(土)

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3/19(土)に浜北区でオープンハウス予定です。
母屋の横に若夫婦の住まいを増築していますが、軒や2階の低さなど、一般的な家との違いが色々あって面白く思いました。
天竜杉など美しい木材を、丁寧なデザインと施工で、より美しく生きるように作っているつもりです。
ご希望の方はhasem@hase-a.comまで、ご連絡頂ければと思います。





 

職住隣接の我が家/社

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昨秋の写真ですが、ここに移って12年目を迎えますが、看板も小さく、外からだと何の建物か分からない方もいまだに多いようです。向かって左が私の住居。右が設計事務所で、それぞれの玄関はありますが、2階のドアでつながっているので、私は毎日数秒で出勤できてしまいます。
オンとオフ、という意味ではこんなに職住が近いのもどうかな、というのはありますが、このコロナの時代でも働き方も影響されず、この気持ち良い建物の中では丸一日過ごしても何も苦にならないので、なおさら良かったなあと日々感じ続けています。
でも飲食店にゆくのも好きなので、またお気に入りのお店がお休みになってしまってたりするのが残念なこの頃です。
何かと大変な時代ですが、頑張っている良いお店や、僕らの世界で言うと良い職人さんとかが元気に生き残れるような世の中であってほしいと思います。
建物の写真はこちらから